2025年フォトブック市場予測
フォトブック市場は、2019年度まで順調に拡大してまいりました。振り返りますと…
・スマートフォンのカメラ機能の向上、業界各社のスマートフォンからのプリント注文アプリの進化やフォトブック商材のバリエーション増加により「思い出を形にして残すプリント商材」として、また、「スマートフォン内の多数の画像の整理」にも繋がる為、消費者ニーズを満たしてきた。
・商品構成は、お買い求め易いワンコインはじめ低価格帯の商品が伸びに加え、大サイズや高品質タイプなども伸びており、写真プリントに対する消費者ニーズの多様化に対応してきた。
・ユーザー層については、20代・30代の子育て世代を主にスマホから簡単に注文できる普及版が裾野を拡大してきた。
更には、データーストレージサービスとの協業により利便性を高めたサービスも市場導入され、新たな需要が創出された。
しかしながら、2020年度は、新型コロナの影響による撮影機会減少を受け、初めて減少となりました。
2021年度以降、減少傾向は続き、2024年度(2024年4月~2025年3月)は数量が779万冊(前年比92%)、金額が100億円(前年比94%)と推計いたします。
10代・20代を中心に画像を動画で楽しむことが拡がった、海外旅行需要の縮小など様々な要因が推定されます。
2025年度については、一部販売店様の4月以降実績より推測し、ダウン傾向が続き、数量:717万冊(前年比92%)、金額:94億円(前年比94%)と推測いたします。
引き続き、スマートフォンとの親和性を高めるサービスの継続が重要と推定いたします。
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