2020年フォトブック市場予測
2019年度のフォトブック市場は順調に拡大しています。
スマートフォンのカメラ機能は飛躍的に向上、より高画質な撮影画像を得ることができるようになり、高画質な写真プリントとして残したい、との消費者ニーズは高まっています。主要携帯キャリアは、スマートフォン関連サービスとして写真プリントに力を入れています。
商品構成は、お買い求め易いワンコインはじめ低価格帯の商品が伸びているのに加え、大サイズや高品質タイプなども伸びており、写真プリントに対する消費者ニーズの多様化傾向が見られます。
2020年度市場予測は、新型コロナの影響を加味せず2019年度までのトレンドをもとに本来期待される市場予測を行い、1250万冊としています。(下記グラフ:2020年度) 一方、直近の市場状況は、店頭窓口は来店減少による影響を受けており、ネット窓口は「巣籠り需要」の獲得に繋げております。全体の作成冊数は10%前後減少する可能性があると予測します。(下記グラフ:コロナ影響)
フォトイメージング業界は、フォトブックの市場認知度アップ(顧客数アップ)を進めると共に大切な写真をフォトブックで残していく、習慣・意識の醸成を継続して進めることが重点課題となります。
【関連情報】2020年フォトイメージング市場動向