「フォトイメージングセミナー」開催のご案内
2025年4月吉日
日本フォトイメージング協会
会長 森永 昭彦
「フォトイメージングセミナー」開催のご案内
拝啓 青葉の候、皆様におかれましては益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。
日頃より、当協会にご支援、ご協力賜り誠に有難く、厚く御礼申し上げます。
当協会は会員企業と共に、写真文化の発展、コンシューマ向けプリントビジネス拡大、に向け活動を行っております。
昨今、写真業界は、カメラ技術の革新や出力システムの多様化など発展の一方で、若者世代は写真画像をSNS等で共有化するのみで出力を行わない傾向がございます。
家族やイベントなど大切な思い出をカタチにして、未来に引き継ぐ写真文化が薄れていくことを懸念しております。
日本フォトイメージング協会では、昨年、10代・20代を対象とした写真プリントに対する意識調査を行い、幼少期に写真プリントに触れる経験が、写真プリントへの意識に良い方向で働いていることがわかりました。
こういった調査結果をヒントに、今後、業界の皆様のご協力をいただき、一緒に考え、実際の写真プリントに繋げる具体的なアクション作りを立案してまいりたい、と考えております。
今回のセミナーでは、写真ビジネス業界のリーダーとしてご活躍の、「カメラのキタムラ」様、「ピクスタ株式会社」様より、市場およびユーザーニーズの動向、それを踏まえたビジネス戦略を講演いただきます。また、北海道 東川町様が進める「写真のまち」づくりを講演いただきます。
本講演が多くの皆様の写真・プリントビジネスのご参考となることを期待しております。
協会会員様、そして当該市場に携わられる多くの方のご参加を宜しくお願いいたします。
敬具
記
◆セミナー開催内容: | ||
日 時: | 2025年6月10日(火) 13:30-16:30 ※13:10 受付開始 | |
形 式: | A.会場内受講:以下にご参加いただけます。 | |
・会長ご挨拶+講演① | ||
・講演② | ||
・講演③ | ||
B.録画配信(セミナー終了後1週間程度で、YouTubeにて配信予定):以下をご視聴いただけます。 | ||
・講演① | ||
・講演② | ||
・講演③ | ||
受講料: | 1講演:3,000円(Aは電子チケット発行手数料含む) | |
※当協会会員は別途 | ||
会 場: | パシフィコ横浜 展示ホール2階 E24会議室 | |
定員: | A:50名 | |
B:定員なし |
★講演者プロフィール
2025年6月10日セミナー講演者プロフィール(pdf形式ファイル)
※お申し込み前にセミナーおよびオンライン配信に関する注意事項をご確認ください。
■申し込み締切:会場内受講:6月5日(木) 録画配信受講:6月9日(月)
■録画URL案内:6月18日(火)
会場内受講のお申し込みはこちら STORES(外部サイト)に移動します。
録画配信受講のお申し込みはこちらSTORES(外部サイト)に移動します。
会員のお申し込みはこちら(共通)会員ページへ移動します。
◆講演内容・スケジュール | ||
●13:30~13:40 ご挨拶 | ||
日本フォトイメージング協会会長 森永昭彦 | ||
●13:40~14:30(※協会ご挨拶終了次第、開始) 講演① キタムラ新ブランドが提案する、イメージングの未来像 |
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株式会社カメラのキタムラ 代表取締役 社長執行役員 山﨑智彦 氏 執行役員 淺井千香子 氏 |
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カメラのキタムラ様は、業界のリーディングカンパニーとして、顧客のニーズを先取し新しいサービスを展開されてこられました。2020年に開設されたモデルショップ「北村写真機店」様においては、カメラファン向けにバリエーション豊富な商品展示をされ、写真プリントギャラリー展開、撮影スタジオ展開、セルフ写真館PICmii展開により、コアなカメラユーザーからフイルムカメラ好き若者層、そして外国人観光客まで、幅広い層から支持を集めておられます。2月には「PHOTO MARCHE By 北村写真機店」を開店され、新しい顧客層の開拓に取り組まれております。写真ビジネスに携わる多くの方にご参考になることと期待しております。 | ||
●14:40~15:30 講演② 写真の町東川町のまちづくり |
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北海道 東川町文化ギャラリー 学芸員 𠮷里演子 氏 | ||
※講師ご都合により、事前に講演を行い録画画像を会場にて視聴いただきます。 当日、講師はオンラインにて質疑にご参加予定です。 |
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1985年、東川町は「写真の町」を宣言され、写真文化を通じて潤いと活力のある町づくりに取り組まれてこられました。「東川町国際写真フェスティバル」や「写真甲子園」等の活動は、東川町の皆様が進めておられますが、その活動を支える「東川町文化ギャラリー」にてご活躍される𠮷里様より講演いただきます。 また、𠮷里様が進める「ひがしかわ写真少年団」活動は、次代に写真文化を引き継ぐ活動として、注目を集めております。写真文化の育成ならびに町づくりに関心を持つ方々にもご参考になるものと期待しております。 |
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●15:40~16:30 講演③ 出張撮影サービスにおけるプリントニーズとfotowaのビジネス紹介 | ||
ピクスタ株式会社 代表取締役社長 古俣大介 氏 | ||
ピクスタ様は、出張撮影サービス(サービス名:fotowa)を展開。市場およびユーザー動向の分析に基づく販売戦略を展開され、当該ビジネスのリーディングカンパニーとして業界トップの撮影実績をあげておられます。近年は、「ニューボーンフォト」「ファミリー向けサービス」が好調に推移しております。 今回は、直近のビジネス動向ならびに自社顧客対象アンケートに基づくユーザー動向をお話しいただきます。そのなかで、写真出力ビジネスにも参考となるであろうお話しもいただけるものと期待しております。 |
以上
2025年04月30日「2025年度 PHOTONEXT 技術アカデミー」開催のご案内
「2025年度 PHOTONEXT 技術アカデミー」開催のご案内
日本唯一最大スケールのプロと写真ビジネスのための展示会&セミナー『PHOTONEXT 2025』にて、例年ご好評いただいております「PHOTONEXT技術アカデミー」を本年も当協会共催にて開催いたします。
当協会会員様はもとより、フォトイメージングに関わる皆様のご参加をお待ちしております。
記
主 催: | (一社)日本写真学会 | |
日本フォトイメージング協会 | ||
後 援: | 株式会社プロメディア | |
協 力: | (公社)日本写真協会 | |
(一社)日本写真文化協会 | ||
(協)日本写真館協会 | ||
(一社)日本写真映像用品工業会 | ||
◆セミナー開催内容: | ||
日 時: | 2024年6月12日(水) 10:00-15:35 ※9:30 受付開始 | |
参加費: | 主催学協会会員(協力協会会員を含む)6,000円、非会員8,000円/要旨集含む | |
会 場: | パシフィコ横浜 展示ホール2階 E24会議室 | |
定 員: | 50名 | |
◆講演内容・スケジュール | ||
●10:00~10:45 | ||
講演1:キヤノンのディープラーニング画像処理技術(EOS R1/EOS R5 Mark II編) | ||
キヤノン株式会社 小笠原 努 氏 | ||
昨年発売のEOS R1、EOS R5 Mark IIに自社カメラで初めてディープラーニング画像処理技術である、カメラ内アップスケーリングとニューラルネットワークノイズリダクションを搭載しました。 前回の講演のアプリ版のディープラーニング画像処理技術をカメラ向けに最適化したものです。本講演では、従来の画像処理の課題と、その課題に対するディープラーニング技術を用いた我々の取り組みについて紹介します。 |
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●10:55~11:40 | ||
講演2:開放から玉ボケが楽しめる大口径中望遠単焦点レンズ「NIKKOR Z 135mm f/1.8 S Plena」の開発 | ||
株式会社ニコン 堀越 誠 氏 | ||
ニコンは、固有名称を冠するレンズ「NIKKOR Z 135mm f/1.8 S Plena」を2023年10月に発売しました。「大口径中望遠レンズには口径食がつきもの」という固定概念を覆し、新たな映像表現を可能にしたいという想いでこのレンズを企画・開発しました。Zマウントの可能性を最大限に活かし、口径食を抑えながらも、高い描写性能、手持ちで撮影できる質量/サイズを目指しました。 本講演では、設計・技術部門が一丸となって開発した「NIKKOR Z 135mm f/1.8 S Plena」について紹介をいたします。 |
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●13:00~13:45 | ||
講演3:日本のカメラ産業史* | ||
日本カメラ博物館 市川 泰憲 氏 | ||
現在、日本製のカメラが世界を席巻していることは、ご存じのとおり。1903年に日本初の工業製品としてのカメラ「チェリー手提暗函」が発売されてから122年経ち、1964年に輸出金額で、1967年に生産数でドイツを追い抜いてからカメラ製造の主導権を得てすでに60年が経過し、日本がカメラ立国だといわれて久しいです。戦前戦後を通して、日本のカメラ技術はどのような立ち位置にあったのでしょうか。1954年に「ライカM3」が発売され、日本は一眼レフへの道を歩み成功し、今日ではミラーレス一眼で圧倒的な優位性を誇っていますが、そこに至るまでの技術的変遷、各社の集約への過程を、限られた時間ではありますが多角的に考察してみたいと考えます。 | ||
●13:55~14:40 | ||
講演4:フォトグラメトリ、LiDARを用いた3Dスキャンと構築技術 | ||
東京工芸大学 内田 孝幸 氏 | ||
フォトグラメトリは古くは写真測量という意味であったが現在では、多視点画像からの3D構築という意味に変わっている。フォトグラメトリ(SfM(/MVS))の技術的的な進展には目を見張るものがあり、カメラ性能だけでなく、多視点のためのUAV(通称ドローン)技術、RTK-GNSSといった高精度位置測位技術、さらには、LiDARといった(レーザ)光スキャン測距技術を伴って、高精度、高精細な3D構造をデジタルデータとして構築できるようになってきた。本講演では、これらの3D構築技術の概説とともに、フルカラー3D造形・出力の事例を説明する。さらには、3Dの質感、テクスチャーの質を向上させる、3DGS(3D Gaussian Splatting)適用事例についても紹介する。 | ||
●14:50~15:35 | ||
講演5:銀塩プリントのリプレイスを目指したインクジェットプリンター進化の軌跡* | ||
セイコーエプソン株式会社 角谷 繁明 氏 | ||
1990年代前半までは、画素単位での階調再現が困難なオンデマンド型インクジェットプリンターで写真画質が実現できると考えた例は皆無に近かった。その状況を覆し、市場に強烈なインパクトを与えたのが、約30年前の1996年に登場したPM-700Cである。本講演では、まずPM-700Cでのブレイクスルーにつながった技術の詳細を解説し、その後のさらなる高画質化により、サービスサイズプリントなどで銀塩と区別が付かないレベルに到達したと考えている2000年までの話と、それだけでは商業用途でプリント自体に商品価値を持たせるには不十分であることに気づき、足りないピースを埋めるための方策を考え実施した2000年以降の話に分けて、インクジェットプリンター進化の軌跡を解説する。 | ||
●15:45~16:30 | ||
講演6:日本の営業写真史~幕末から明治時代の写真館事情~* | ||
日本カメラ博物館 井桜 直美 氏 | ||
日本に写真館が初めて誕生したのは今から165年も前のこと。最初の写真館はアメリカ人フリーマンが経営する横浜居留地の雑貨商の中に生まれた。そして、その翌年から日本人による写真館が誕生し始める。日本の写真師の開祖とされる鵜飼玉川や下岡蓮杖、上野彦馬など日本の営業写真史に置いてその先駆けとなった人物をベースに、江戸時代末期に伝来した写真がどのように日本に定着し、写真館が当たり前のように増えていったのか。その背景を探っていく。写真館で肖像写真を撮ってもらう客の心情や当時の写真の技法や値段などを織り交ぜながら、写真や資料などの画像とともに幕末期から明治時代の営業写真の歴史を解説する。 | ||
*日本写真学会創立100周年記念特集「語り継がれる写真産業史」より |
以上
2025年度PHOTONEXT技術アカデミーリーフレット (pdf形式ファイル)
◆お問い合わせ先(お申し込みもこちらまで)
〒164-8678 東京都中野区本町2-9-5東京工芸大学内 日本写真学会事務局
Tel:03-3373-0724
◆お申し込み締切
2025年5月30日(金) ※ただし定員に達した場合は事前に締め切ります。
<会員ページを更新しました>
■2025年3月度マーケティングデータを掲載いたしました。
フォトブックマーケティングデータ
■国際標準部だよりを掲載いたしました。
国際標準部だより(第2号)
※会員専用ページです。ご覧にいただくにはログインが必要です。
2025年04月01日中小企業等経営強化法の経営力向上設備等に係る生産性向上要件の件
中小企業経営強化税制の拡充及び延長が図られます。
1.適用期限を2年間延長。(令和8年度末(2026年度末)まで)
2.現行措置について、C類型は廃止、A類型及びB類型は指標の見直しを行う。
他
生産性が旧モデル比平均1%以上向上する設備の申請【A類型】については、まず、工業会に申請いただき、証明書を入手いただくことが必要です。
【申請の手引き】
中小企業庁ホームページをご参照ください。
https://www.chusho.meti.go.jp/keiei/kyoka/kougyoukai.html
【日本フォトイメージング協会に申請いただく場合】
申請機種のカタログ・発売通知と専用書式申請書にて申請お願いいたします。
様式1:様式1_工業会証明書(日本フォトイメージング協会).docx
様式2:様式2_チェックリスト.xlsx
手数料(税込み):1件10,000円(フォトイメージング協会会員企業は別途料金)
→申込受付後2週間を目途で審査・証明書を発行いたします。
2025年02月28日PHOTONEXT2025が6月10日、11日パシフィコ横浜にて 開催
日本唯一最大スケールのプロと写真ビジネスのための展示会&セミナー『PHOTO NEXT 2024』が開催されます。
■PHOTONEXT2025 開催のご案内
会場:パシフィコ横浜Bホール
会期:2025年6月10日(火)、6月11日(水)
公式サイト:http://www.photonext.jp/
「フォトイメージングセミナー」開催のご案内
※終了しました。
2025年1月吉日
日本フォトイメージング協会
会長 森永 昭彦
「フォトイメージングセミナー」開催のご案内
拝啓 初冬の候、皆様におかれましては益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。
日頃より、当協会にご支援、ご協力賜り誠に有難く、厚く御礼申し上げます。
当協会は会員企業と共に、写真文化の発展、コンシューマ向けプリントビジネス拡大、に向け活動を行っております。
昨今、写真業界は、カメラ技術の革新や出力システムの多様化など発展の一方で、若者世代は写真画像をSNS等で共有化するのみで出力を行わない傾向がございます。
家族やイベントなど大切な思い出をカタチにして、未来に引き継ぐ写真文化が薄れていくことを懸念しております。
日本フォトイメージング協会では、昨年、10代・20代を対象とした写真プリントに対する意識調査を行い、幼少期に写真プリントに触れる経験が、写真プリントへの意識に良い方向で働いていることがわかりました。
こういった調査結果をヒントに、今後、業界の皆様のご協力をいただき、一緒に考え、実際の写真プリントに繋げる具体的なアクション作りを立案してまいりたい、と考えております。
今回のセミナーでは、「コイデカメラ」様からは、ビジネスの最前線で、主に若者世代への商品開発を含めた写真プリント提案の取り組みを、そして、技術革新により撮影による楽しみ方が拡大するなか、その最先端を走る「写真家 中西学」様からは、プリントで見せることの拘りについて、講演いただきます。
本講演が多くの皆様の写真・プリントビジネスのご参考となることを期待しております。
協会会員様、そして当該市場に携わられる多くの方のご参加を宜しくお願いいたします。
敬具
記
◆セミナー開催内容: | ||
日 時: | 2025年2月19日(水) 14:00-16:00 | |
形 式: | Zoomによるオンラインで当日視聴 | |
※万が一、主催者側の回線の不調等により放映できない場合は、後日講演を録画しストリーミングにて視聴いただく方式に変更いたします。 | ||
受講料: | 3,500円 | |
※当協会会員は別途:詳細は会員向け案内ページをご確認ください(ログインが必要です) | ||
集客目標: | 80名 | ◆講演内容・スケジュール |
●14:00~14:10 ご挨拶 | ||
日本フォトイメージング協会会長 森永昭彦 | ||
●14:10~15:00 若年層が欲しがるプリントコンテンツの展開 |
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写真家 中西学 氏 | ||
中西様は写真家の仕事のなかに、ドローン撮影やAIなど最先端の技術を取り入れてこられ作風を拡げられ、多くのハイアマチュアカメラマンから指示をいただいております。 写真家の立場で、写真に関する技術トレンドをご紹介いただきます。 またプリント出力に拘り、最近では「ULTRAMAN写真展」が大人気となっており、新しいファン層を拡大しております。写真プリント・写真展の人気の秘密を講演いただきます。 |
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●15:10~16:00 コイデカメラ「PDAY」の取り組みとこれから | ||
株式会社コイデカメラ 根津勇太 氏 | ||
コイデカメラ様は、関東地区に多数の店舗を展開されている老舗写真店です。 スマホ時代の到来に合わせ、いち早く、デジタルミニラボを納入され、デジタル化を達成されました。 その後も、プライベートブランド「PDAY」を立上げ、若者世代によるスマホ写真をプリントビジネスに繋げる取組を進めておられます。そのビジネスの最前線を講演いただきます。 |
以上
★講演者プロフィール
2025年2月19日セミナー講演者プロフィール(pdf形式ファイル)
※お申し込み前にセミナーおよびオンライン配信に関する注意事項をご確認ください。
■申し込み締切:2月14日(金)
■配信URL案内:2月17日(月)
受付は終了しました
令和6年秋の叙勲において
当協会名誉会長 助野健児が「旭日重光章」を受章
日本フォトイメージング協会名誉会長である助野健児(富士フイルムホールディングス株式会社取締役会長・取締役会議長、富士フイルム株式会社 取締役会長・取締役会議長)が、令和6年秋の叙勲において旭日重光章を受章いたしました。
「旭日重光章」は国家または公益に対し顕著な功績を挙げた人物に授与される勲章です。写真のデジタル化の波を受けながらも主力事業の転換を遂げた富士フイルム株式会社の代表取締役社長として、助野は、注力するヘルスケア領域へ積極的な投資を実行し、今日の確固たる成長基盤を確立いたしました。世界的にニーズが高まるバイオ医薬品を安定的に供給できる生産体制の構築のために、その投資は、世界トップレベルの生産能力を有するバイオCDMO事業の礎となっています。また、写真感光材料工業会(現 日本フォトイメージング協会)の会長として写真業界の発展に尽くすとともに、産業環境管理協会の会長として我が国の産業界の環境分野の諸課題に取り組んで参りました。
【受章者 略歴】 | |
1954年 10月 21日生 | |
1977年 3月 | 京都大学法学部 卒業 |
1977年 4月 | 富士写真フイルム株式会社(現 富士フイルムホールディングス株式会社) 入社 |
2012年 6月 | 富士フイルム株式会社 取締役 |
2013年 6月 | 富士フイルムホールディングス株式会社 取締役 |
2016年 6月 | 富士フイルム株式会社 代表取締役社長・COO |
富士フイルムホールディングス株式会社 代表取締役社長・COO | |
2021年 6月 | 富士フイルム株式会社 取締役会長・取締役会議長(現職) |
富士フイルムホールディングス株式会社 代表取締役会長・取締役会議長 | |
2023年 6月 | 富士フイルムホールディングス株式会社 取締役会長・取締役会議長(現職) |
【団体職歴】 | |
2017年 2月 | 写真感光材料工業会 会長 |
2017年 3月 | ISO/TC42国内協議会 会長(現職) |
2022年 4月 | 産業環境管理協会 会長(現職) |
2023年 10月 | 日本フォトイメージング協会 名誉会長(現職) |
2024年 6月 | 株式会社三越伊勢丹ホールディングス 社外取締役(現職) |
2024年フォトブック市場予測
フォトブック市場は、2019年度まで順調に拡大してまいりました。
スマートフォンのカメラ機能の向上、業界各社のスマートフォンからのプリント注文アプリの進化やフォトブック商材のバリエーション増加により「思い出を形にして残すプリント商材」として、フォトブックは今後も期待の商材です。
商品構成は、お買い求め易いワンコインはじめ低価格帯の商品が伸びているのに加え、大サイズや高品質タイプなども伸びており、写真プリントに対する消費者ニーズの多様化傾向が見られます。
2020年度は、新型コロナの影響による撮影機会減少を受け、初めて減少となりました。
2021年度以降、行動制限の見直しが進みましたが、減少傾向は続き、2023年度は数量が847万冊(前年比94%)、金額が107億円(前年比97%)と推計いたします。
ユーザー動向については、20代・30代の子育て世代を主にスマホから簡単に注文できる普及版が裾野を拡大してきました。
更には、データーストレージサービスとの協業により利便性を高めたサービスも市場導入され、新たな需要が創出されました。
一方で、10代・20代を中心に、画像を動画で楽しむことが拡がり、フォトブック市場への影響が想定されています。
この世代に向けては、スマホ親和性を高めるサービスの継続が重要と推定いたします。
また、最大の需要シーンである海外旅行については、2023年度の海外出国者数は依然として、コロナ前の水準に戻らない状況が続いております。
フォトブックは、「思い出を残す」ことに加え、「スマートフォン内の多数の画像の整理」にも繋がる為、一度、経験するとリピート率は高く、市場拡大は継続すると期待しております。
2024年度については、数量:813万冊(前年比96%)、金額:105億円(前年比98%)と推測いたします。
【関連情報】2024年フォトイメージング市場動向
2024年09月26日2024年フォトイメージング市場動向
フォトイメージング市場動向(2024年版)
日本フォトイメージング協会は、2013年度以降、アマチュア写真の出力ビジネス市場規模を推計し発表してまいりました。
市場はダウントレンドが続きましたが、2018年度以降はマイナスが縮小し前年比3%前後のトレンドとなりました。
2020年度は、新型コロナ感染拡大の影響を受け、市場は大きく落ち込みましたが、2021年度以降、行動制限の見直しが進み、2022年度は、より多くの分野で写真需要が拡大、コロナ感染前の2019年度市場の95%まで回復したと推測いたします。
2023年度市場状況(2023年4月~2024年3月)について次に確認してまいります。
1.カメラ出荷
当協会はスマートフォンユーザー調査を実施しております。スマホに保存されている写真画像は拡大傾向にあり(2023年調査:1台あたり3000枚を超え)、撮影ショット数の順調な伸びを想定しております。
また、デジタルカメラの出荷は、2020年:1296千台、2021年:1155千台、2022年:929千台、2023年:912千台、2024年に入り1月~6月累計は、前年実績を上まわる出荷となっております。
2.デジタルサービス市場の動向
2020年度以降、コロナ感染影響により、外出や人と接することを控えることで、大切な思い出を撮る機会が減りました。
一方で、「スマホ内過去画像整理に伴うプリント・フォトブック需要」「アナログメディアのデジタイズ需要」、会って話すことができない親族・友人へ「写真年賀状で想いをお届する需要」など、いわゆる「巣籠り需要」が拡大しました。
2022年度は、行動制限の見直しが進み、人と会い撮影をし、それを動画や写真プリントに残す需要が拡大したと推定。
また、行政の後押しにより、マイナンバーカード推進が強化され、証明写真のスポット的な需要が発生、証明写真プリント市場を引き上げました。
2023年度は、デジタルプリント・フォトブックともに数量は減少、単価アップにより市場規模は微増の状況です。
内容を見ますと、新しい「写真プリントの楽しみ方」が拡がりつつあるようです。お気に入りの画像データーからカレンダープリントを作成し「飾る」需要が増え、カレンダープリントは、主要アイテムとなっております。
また、若者世代では、お気に入り写真画像を写真プリントにして部屋に「飾る」、透明トレカにしておしゃれに「飾る」、また、スマホに挟んだり、キーホルダーにして「持ち歩く」などの需要が拡大しております。
当該世代は、現時点の売上貢献度は低いですが、次代の担い手であり、未来に向け、今後もその動向を注視してまいります。
3.2024年の見込
デジタルプリント・フォトブックは2024年4月以降、前年微減が続いております。また、写真年賀状については、郵便料金改訂等による影響懸念あり。市場全体では1617億円(前年比99%)と推測いたします。
なお、フォトブックの市場予測について、フォトブック資料のページに掲載しています。また、日本フォトイメージング協会会員の皆様には、会員専用ページにて商品カテゴリー別に市場動向をレポートしていますので参考にしてください。
【関連情報】2024年フォトブック市場予測
2024年09月25日フォトネクスト通信誌「NEXT INFO」2025年版が掲載されました
日本唯一最大スケールのプロと写真ビジネスのための展示会&セミナー『PHOTO NEXT 2025』開催にあたって、「NEXT INFO-フォトネクスト2025 通信誌Vol.1-」が掲載されました。
詳しくは公式サイトの「NEXT INFO 」ページをご確認ください。
■PHOTONEXT公式サイト:http://www.photonext.jp/