国際標準化活動

<国際標準部について>
〇ISO/TC42国内協議会に参画して、写真材料に関わる国際標準(ISO)、日本工業規格(JIS) の立案・審議、国際会議への参加など、標準化を推進する活動を行っています。
〇JISC(日本産業標準調査会:経済産業省内)の委託を受け、ISO/TC42国内協議会の事務局 を務め、国内協議会の各種会議を運営し、写真分野の日本代表としてISOへの投票を行っています。ISO/TC42の国際会議が日本で開催される際は、ホストとして当会が会議を運営します。

<ISO/TC42について>
〇ISO(International Organization for Standardization)は、日本語では国際標準化機構と訳されており、160ヶ国以上が加盟する世界最大の国際標準を定める組織で、1947年に設立されています。スイスのジュネーブに本部がある非政府組織で、国際標準の組織としては最も有名です。
〇TC42は、写真分野のISO標準の制定・改訂・廃止等の審議を行う専門委員会(Technical Committee)で、設立は1947年です。化学的及び電子的なプロセスによる静止画の標準化 を担当しており、写真フィルムおよびデジタルカメラなど撮像デバイスと撮影画像、印画紙や各種プリント技術を使用した出力システムとプリント画像をカバーしています。
例えば、次のような内容の国際標準を審議しています。

・静止画システムの定義
・化学的及び電子的静止画像形成に用いられるメディア、材料及び機器の、寸法物理特性、性能特性の測定、試験、格付け、包装、表示の各方法
・静止画の撮像、処理、及び出力システムの論理及び物理特性、実施、インターフェース及びフォーマットの規格と推奨
・画像メディアと材料の保存、耐久性、品質と安全性、及び画像材料の廃棄の方法、測定、規定、及び推奨される実践方法