2022年09月08日

2022年フォトブック市場予測

フォトブック市場は、2019年度まで順調に拡大してまいりました。
スマートフォンのカメラ機能の向上、業界各社のスマートフォンからのプリント注文アプリの進化やフォトブック商材バリエーション増加により「思い出を形にして残すプリント商材」として、フォトブックは今後も期待の商材です。
携帯キャリア会社も、スマートフォン関連サービスとして写真プリントに力を入れています。
商品構成は、お買い求め易いワンコインはじめ低価格帯の商品が伸びているのに加え、大サイズや高品質タイプなど伸びており、写真プリントに対する消費者ニーズの多様化傾向が見られます。
2020年度は、新型コロナの影響による撮影機会減少を受け、冊数:1,026万冊(前年比90%)と初めて減少となりました。
2021年度に入り、行動制限の見直しが進みましたが、旅行需要の制限は継続され、その効果は限定的とな市場規模は、1,007万冊(前年比98%)に留まったとみています。
2022年度は、4ー6月度の協会会員フォトブック実績は数量ベースで前年比90%と厳しいスタートとなりましたが夏場以降、旅行需要の回復が見込まれます。2022年度予測は、数量が1,027万冊(前年比102%)、金額が127億(前年比107%)と予測します。
フォトブックは、「思い出を残す」ことに加え、「スマートフォン内の多数の画像の整理」にも繋がる為、一度、経験するリピート率は高く、市場拡大は継続すると予測します。

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