2018年07月13日

会員訪問レポート-ジャパンクリエイト株式会社-

 協会では、会員各社との情報共有と協会活動への理解を深めていただくため、順番に会員を訪問して意見交換を行っています。
 今回は新規会員のジャパンクリエイト株式会社様を訪問しました。
 訪問日:6月26日 木曜日
 面談者:ジャパンクリエイト株式会社 専務取締役 星野 俊光様

 ジャパンクリエイト株式会社は、1996年創業の撮影・アルバム制作会社です。当時の婚礼写真は写真室での撮影、プリントは六切台紙が主流の中、創業者である坂野代表はいち早くアルバムの可能性に着目し、ノ―ストロボのスナップ写真を台紙に複数レイアウトするドキュメンタリータッチのアルバムを提案したいへん人気となりました。まだ銀塩プリントの時代ですから、レイアウトから貼り込みまですべて手作業で行っていたそうです。現在はデジタル処理でアルバム制作を行い、名古屋と共に早い時期からタイに製本工場を立ち上げ2拠点で生産しています。
 新たな取り組みとして2016年からフォトソリューション事業を立ち上げました。永年培ったアルバム制作技術を活かした写真集制作サービスからスタートし、現在では写真展を企画提案しその図録を販売することや作品の集大成となる写真集の制作提案を中心に活動しています。当初は「写真集なんて誰が買うの?」のような抵抗もありましたが、人気の写真家は300冊販売する例もあるとのこと。写真展会場での販売のみでなく、ネット販売サイト「art+books」での委託販売などいろいろな販売手法を提案しています。
 これらの写真集はCANON製ドリームラボでプリントしており、両面印刷無線綴じ製本が基本仕様となっています。IJ方式ですから各種タイプの用紙に対応、用紙の選定からページ数・作品点数・表紙のデザイン・装丁まで、写真家のみなさんの様々なカスタマイズ要望にお応えしています。星野専務自身ネコ写真家としても活躍されており、ご自身の作品でも写真集を制作しPRに活用しているとのことでした。
 写真家の皆さんは、自宅のホームプリントでプリントされることが多いのですが、大変手間がかかりインクのコストも予想以上に高くつきます。写真家は撮影することに専念してプリントワークはラボにお任せくださいという提案をしていきたいとのことでした。